月をモチーフにした作品集(2)の第一編「そして月がふりかえる」は、ある晩突然、家族四人のうちの自分だけ、パラレルワールド――月の裏側が表を向いている世界へと移動してしまった男の物語。同姓同名の別人として生きることを余儀なくされた男が、もう元には戻れな ...
香城氏は、公務員の政治的行為の規制を一律全面的に合憲とした「猿払事件判決」を理論面で支えた。緻密(ちみつ)な解釈操作により憲法判断を「具体的事件」の解決と直結させうる硬質な議論であった。それは強力なお墨付きを権力に与えることも意味し、個別の正義の立ち ...
英国の社会学者パトリック・ホワイトが『リサーチ・クエスチョンの作り方―社会科学者のためのガイドブック』という画期的な解説書を上梓したのは、2009年のことでした。それから8年後にホワイトはある論文で、その時点でもなおリサーチ・クエスチョンは「 ...
目当てのものを見つけ、顔を輝かせて手を伸ばすひと。これはいったい何だろうと、訝(いぶか)しげに見つめているひと。「これは本なの?」と、気になって質問してくるひと。日々売り場で多くの本を扱っているが、背筋『口に関するアンケート』ほど、 ...
四元さんは、谷川さんの詩のユニークさをこう言う。「美的に優れているだけではなくて、深い倫理性をはらんでいる。詩や文学について以上に、どうやったらよりよく、より深く生きられるかを教えてもらいました」(守真弓)=朝日新聞2024年11月27日掲載 ...
関西・九州を拠点に活動する作家ら16人が参加した舞台「なにげに文士劇2024」が16日、大阪・梅田で上演された。東野圭吾さんのデビュー作「放課後」を原作に、演出家の村角太洋さんが脚本と演出を担当した。大阪での文士劇は66年ぶり、素人 ...
本サイトに掲載されるサービスを通じて書籍等を購入された場合、売上の一部が朝日新聞社に還元される事があります。 朝日新聞社の関連サイト ...
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
俳優・谷原章介さんが店長として月替わりでイチオシの本を紹介する「谷原書店」。今回は歴史学者・磯田道史さんの対談集『磯田道史と日本史を語ろう』(文春新書)を取り上げます。各界の碩学と縦横無尽に語り合うさまに、混迷の時代を生き抜くヒントを ...
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。
読者は次々にくり出される謎に翻弄されながら、このスリリングな物語のページをめくることになる。小隈はなぜ再婚相手の実家を題材にドラマを作ろうとしたのか? 小隈の息子・昴太を悩ませる奇妙な夢の正体とは? 立ち入ることができない白土家の土蔵の2階には何が潜 ...
好書好日(こうしょこうじつ)は、ライフ&カルチャーを貪欲に楽しみたい人におくる、 人生を豊かにする本の情報サイトです。映画や美術、食などをもっと楽しむための本の紹介から、朝日新聞の読書面に掲載された書評まで、あなたと本の出会いをお手伝いします。